イランの撮影
イラン映画｢ペルシャ猫を誰も知らない（No One Knows About Persian Cats」を見て、イラン取材を思い出しました。多くの若者が好むロックやラップといった音楽を、演奏したり聞くことさえ収監対象とされる｢今のイラン」。その切迫した現状を無許可で、わずか17日間で撮影した映画。主演の二人は撮影終了４時間後にイランを出国、監督も本作で国を後にしました。
写真はテヘランの路上で撮影。摂氏37度の炎天下でも、女性はコートで体まで覆います。当然、佐藤美子写真家YoshikoSato Photographer が写真撮影するときも同様のスタイル。汗をかいていても、風に吹かれれば清涼感があるものですが、この格好は熱が籠もるのみ。苛酷としか言いようがありません。
