指輪型カメラ

指輪型カメラというか、カメラ付き指輪を目にしました。映画やコミックではなく、実際に使われていた品です。本日から始まった企画展~橋本コレクション~「指輪」。絵画や彫刻をコレクションの中核とする国立西洋美術館にとって、初めての本格的なジュエリーの展覧会。

「1950年頃にロシアのスパイによって使用されていた。フィルム一本に付き、4ミリ四方のネガ8枚ができる」との説明。金色の花弁が丸く広がり、中心がレンズなのですが、普通の指輪にしか見えません。

また橋本氏と満州、そして敬愛する作家 中島敦との因縁についても詳細をパネルで説明。中島敦といえば作品を読むしかなかったのですが、不意に等身大の姿が表れました。

そうそう、入口を入るとすぐに「あぶみ型の指輪」紀元前1295年-525年頃 が展示されていました。