国立バルドー博物館

 昨日のチュニス、国立バルドー博物館での旅行者襲撃は悲しい。被害者は、クルーズ船からオプショナルツアーのために下船したツーリスト。 クルーズ船は、MSC とCOSTA。このうちMSCに関しては、数年前にMSCのウェブサイトの撮影で乗船していたので、実感があります。巨大ホテルが移動しているようなクルーズ船なので、年配者や子供連れにも人気を博していました。寄港地に下船して見どころを訪ねるのは、別途追加料金がかかります。私の経験では参加者は比較的少なく、「船でのんびり」している船客が多数。

今回の下船は博物館めあてなので、知的好奇心の旺盛な方々だったに違いありません。

 国立バルドー博物館はモザイクの集大成、チュニジアが世界に誇る博物館。以前に撮影して記事も発表していますが、内部は至宝の数々で驚嘆させられました。懐かしい場所が大惨事に関連してしまいましたが、想像を絶します。

 被害者は多国籍の人々ですが、事件はれっきとした独立国であるチュニジア国内で勃発したので、チュニジア政府が取り組む問題。扇動的な報道は謹んで頂きたいものです。